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父の墓参り

父の墓参り

オヤジ。1年ぶりに来たよ。
今年の盆は息子もいっしょ。オヤジからみれば孫だね。
最後には生の孫も見せてやれなくてすまなかった。

もう、あれから7年たったんだな〜。

父の墓

最後を見届けられなかったのは一番の親不幸かな。
親類からは、
「おまえ、生きているうちに帰ってきたことが一番の親孝行だったぞ!」って言ってたけどな。

もう、9年も前になるけど、あることから心の病にかかり、仕事にもつまづき、おまけに事故まで起し・・・仕事を辞めたけど

それからというもの、オヤジからの電話や手紙。
40にもなる大人だけど、ウザくて仕方がなかった。

「働け!働け!どうするんだ!」

そんな言葉ばかり。それから2年間直接オヤジとは話もしなくてごめんな!

病に犯されていたのは聞いていたけどさ。

親類から何ども帰って来いと言われたけど、素直になれなかった。今度は本当に危ないかもと聞いて駆けつけた。

病院のベットで酸素マスクを当てながら、
「オヤジ。元気になったら、一緒に沖縄行こうな!」って話したら、
「こんなんで行けるわけないべや〜」とはっきり言ったな。

まる二日、病院にいたけど、病院の先生に話を聞いたらまだ大丈夫ですという話だったから内地へ帰ったけど、翌日、すぐ電話がきた。

オヤジの遺言は、墓はいらない、海に散骨してくれ。だった。

オヤジは昭和の初期生まれ、みんな、当時は海軍に憧れ海軍兵学校を目指していたんだよな。オヤジは肺の病気で体も弱く諦めたようだけど。

ほんのわずかだけど、沖縄の海と日本の最後の砦の日本海軍豪に希望通りに。

新潟の長岡市の山本五十六記念館に一緒に行ったとき、隅から隅まで舐めるように見渡し、読みつづけ、自慢げにまた俺に語りだしときの顔はウキウキしていたな。

今は、俺もあの時に比べたら、ウキウキして生きてるよ。

もう、おふくろは疲れて寝てるよ。
今日はありがとうな。
同じ札幌だけど、ちょっと遠いから、
また、来年に来るからな。

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