鉄の船はなぜ?浮くの?
鉄の船はなぜ?浮くの?
前回、比重と密度と浮力について、簡単にかきましたので
今日は、その浮力に関係のあるお話で。
浮力については、アルキメデスの原理について話しましたが、
よくたとえられるお話に、メッキと純金の王冠が二つあって、
どちらが本物の王冠かを見極める方法をアルキメデスがお風呂に入って,
お風呂からあふれ出る水から発見したと言う話がありますね。
実は物質の密度の違いが浮力と関係があるのですね。
同じ10cm3の体積の物質が二つあります。
片方は水に浮きますが、もうひとつは沈みます。
なぜ?それは同じ体積でも物質の密度が違うからです。
では、同じ密度の物体で体積が大きく違うものはどうでしょうか?
体積が大きくなれば、水に入ったときそれだけ、たくさんの水を押し出すことが
できるので、押し出した水の分だけ浮力が働きます。
押し出された水の重量が、物の重量より大きい場合には、物は水に浮きます。
つまり、同じ鉄でも四角い塊のままの鉄を水にいれると沈みますが
体積を大きくしてあげることによって、大きな浮力を得られますので
その原理を利用して、鉄の船は水に浮くことができるんですね。
お子様などに聞かれたとき簡単にこの程度のことを覚えておけば
いいと思いますね。
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