方位偏差と自差
方位偏差と自差
磁気コンパスの針は地球の磁極を指します。
これを磁北といいます。
地球の真北(北極点)とは多少ずれています。
簡単に言うと地球から出ている磁力線と地軸が
ずれているからです。
磁極が真北と同じであれば問題はないのですが
実際には真北から東西のどちらかに磁極がずれています。
日本では、5~9°ずれています。
このずれを「偏差」といいます。
日本の場合は西偏差5°W~9°W(ウエスト)です。
近い距離を往来する場合、ダイビング、登山、散策などは
さほど影響はありませんが、
航海など長~い距離を移動する場合には
これを覚えておかないと、航路がどんどんずれていってしまいますね。
自差とは、コンパスの近くに磁気を帯びているもの金物類や電気製品をおくと
正しい方位をコンパスが示さない
この狂いを自差といいます。
これはコンパスを置く場所や見る場所によって、常に変わりますので
目盛りを読むときには周囲の状況など注意が必要ですね。
最後に、コンパスがなくてもおおまかに方角を知ることができる
方法があります。
これには針の腕時計が必要なんですが、腕時計の短針を太陽に向けて
時計の12時の目盛りと短針の中間の方向がほぼ南を指します。
家でも遊びでできますし子供たちにも雑学ですが教えてあげると
お父さんの地位向上間違いなし。
お小遣いが増えること間違いなしです?(笑)
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